設計事務所を訪ねて

建築士の昇格/異動

6月に入り梅雨入りしたかと思えば、最高気温が30℃を超える真夏のような日もあり、健康管理に気をつけなければならない日々が続いております。そんな中にあっても弊社は設計事務所の建築士様が必要視する建材、設備機器について把握/理解し、建材メーカー様や設備機器メーカー様へ提案する為に訪問ヒアリングを続けております。

かつてお会いした建築士が次々と昇格/異動

これまで弊社では具体的な建築案件について担当する建築士へ訪問し、建材メーカー様が新たに開発した建材商品やそれらのアイデア、需要性についてヒアリングを続けて来ました。私もそのような業務を担当するようになって5年程度経ちます。かつて訪問して名刺交換した建築士様へ再度お会いして、ヒアリングを無事に終え、お礼を伝えて立ち去る際に呼び止められ、「今回、人事異動がありまして・・・」と言われて新しい名刺を差し出され、拝見すると課長だった方、次長だった方が部長に昇格されている。また、商業施設担当の部署だった方がオフィスビル関連の担当に変わられている。「有難うございます。今後も引き続き宜しくお願い致します」と改めてお礼を伝えて帰る事が多くなってきました。建築士が多様な現場を担当され、実績を積み、それが会社から評価されてより高位になられる。
これまで懇意にして頂いた建築士の方がより高位な管理職になり、更には役員になられて経営に関与するような立場に進まれる事は、自分の事ではなくとも嬉しい限りです。また、これまで関東支社におられた方が東京本社勤務に変わる事も散見されます。

昇格/異動により業務が変わる

職位が変わる事によって、担当される仕事が変わる事は往々にしてある話です。「今度から管理職になりますので設計を担当する担当者をご紹介します」と仰って頂ける事も多いのですが、設計業務と管理業務を兼任されるケースも多く、その場合は業務が多忙になる一方です。そのケースだとお会い出来る頻度が低下してしまう傾向があり、弊社としても微妙な印象です。「担当されるお仕事の邪魔にならないように、御迷惑にならないように」と当然ながら気を遣いますし、担当する現場の数も減っていく。とはいえ、現場を担当される建築士の紹介を乞う事も失礼にあたるのではないか、とも思います。とにかく、人との御縁ありきの事ですから、様々な配慮が必要なのは当然の事です。

優秀な建築士に思う事

私ごときが「優秀な建築士」と言うと何かおかしな感じもしますが、今までお会いしてきた建築士の方々は、往々にして温厚で上下関係を問わずに他者への配慮に長け、聡明で腰が低く、素晴らしい人格の方々ばかりです。業務の合間をぬって時間を作って頂き、お打ち合わせさせて頂いてきました。その建築士の性格にも依る部分もありますが、特に思うのは、「人との繋がりを重視されているのではないか」と感じられる点です。当然ながら繁忙な場合は建築士の方からアポイントを断られますが、電話越しに「次回は御対応させて頂きますから」と一言仰って頂くと、何か救われた気がします。弊社はお打ち合わせさせて頂き、伺った貴重なご意見をレポーティングするのが仕事ですので、とにかく建築士との関係を良好に保ち、建築士にとってもメリットがあるお打ち合わせを心掛けています。そうでなければ建築士への訪問活動は続いていません。

 

 

【担当:相馬 義輝】

 

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