関東地域は桜も散り、初夏を思わせる天気が続いています。令和5年度の実績は、令和4年度と比べて、ほぼ横ばい状況の結果でした。本年度令和6年度は「CRMなどの外部企業との連携」を基本方針に、新たなデータベースマーケティング会社として成長していく所存です。調査としても当社の強みである面接調査の棚卸をし、どのような種類の調査を行って来たのか、あるいは面接調査にどの様な種類の調査があるのか、主な調査を下記に整理してみました。是非、参考にして頂ければと思います。
- エスノグラフィー:「観察調査」と訳し課題発見のために活用されることが多く、外部から見えない消費者の深層心理や行動の要因を知る調査。エスノグラフィーを行うことで、より消費者目線で商品開発や事業展開することが可能。
- FGI:「Focus Group Interview」の略語で、フォーカスグループインタビューのこと。調査対象者6名程度を決まった日時にインタビュー専用ルームに集め、モデレーターの司会者が調査テーマについて質問をする形式で行われる。それをきっかけに参加者同士で話し合ったり、意見交換を行ったりする調査。
- KJ法:データ収集法、整理法。収集した多量の情報を効率よく整理するための手法で、収集した情報をカード化し、同じ系統のものでグループ化することで情報の整理と分析を行う。
- 自由連想法:意識した状態で発する言葉ではなく、無意識下で何気なく心に浮かんだ感情や事柄を言葉に発するよう促す技法のこと。心理的な要因を追求することを目的に、現在も多く用いられている。
- 定性調査:対象者から発せられる生の言葉や行動、あるいは観察者が見たままの状態や印象など、言葉や文章といった数値化できないデータの収集を目的とした調査。潜在的ニーズの発掘が期待できる。
- デプスインタビュー:対象者とインタビュアーによるOne on Oneの対面式で実施する定性的な調査方法。パーソナル・インタビューとも言う。商品やサービスなどの選択・購買理由、利用状況などを、行動とその時の心理をより深く掘り下げて、探究するインタビュー。
- 投影法:ブランド、製品、サービス、コンセプト、広告など幅広いテーマについて消費者の行動、意識に伴う、感情面の理解を探求することを目的にする。投影法は、心理学から始まった「被験者の心の中を知る」アプローチを、マーケティングリサーチでは「消費者の気持ちや感情面を知る」ことに応用したもの。
- 半構造化インタビュー:あらかじめ質問項目を定めておき、回答内容に応じてその心理を堀り下げていく調査手法。「調査目的が比較的明確になっている」「大まかな質問内容を事前に設定する」「回答者から得た答えをインタビュアーの裁量で深堀する」。
- ブレインストーミング:新たなアイデアを生み出すための方法の一つ。集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法。問題解決のアイデア、新商品のアイデア出しなどに有効。
上記が面接調査の主な種類となります。目的によって採用する調査の種類も異なります。弊社は上記の種類は全て経験していますが、主に採用している調査は2と5と6と8と9になりますかね。調査を実施したいと考えているならば、是非御相談下さい。目的に応じた調査をご提案致します。