調査物語

家じまいに関する意識調査

株式会社オープンハウスは、株式会社LIFULL(ライフル)と、「家じまいに関する意識調査」について共同実施し、その結果を発表した。
調査実施の背景としては、内閣府の高齢者白書によると2023年10月1現在、65歳以上は3,623万人となり、総人口に占める割合は(高齢化率)29.1%となり、さらに、団塊世代がすべて後期高齢者(75歳以上)となると2025年問題も控えており、資産が次の世代に相続される「大相続時代」がやってくる。中でも大きな資産である家の「家じまい」や「実家じまい」は多くの生活者にとっても初の体験となり、大きな課題となります。
その現状を把握するための調査を行いました。
調査期間は2024年7月22日~7月24日。調査方法はインターネット調査。対象者は実家や生家の売却を経験した、もしくは検討している男女。有効回答数700名(経験者350名、検討者350名)。

Q1.売却を検討し始めたきっかけ

家じまいの経験者と検討者の双方にきっかけを聞いたところ、いずれも「使う見込みがなく、家の維持・修繕が大変になった」の回答が最多となりました。

Q2.家じまいの時の親の年齢

経験者に対して家じまいを実施した住居に住んでいた(売却当時の)親の年齢を聞いたところ、父親・母親ともに平均年齢が80歳となりました。一方、これから家じまいを検討している検討者の親の平均年齢は父親77歳、母親78歳となりました。検討者の方の親が2~3歳若いうちから検討を開始していることがわかります。

Q3.経験者の売却期間と検討者の想定期間

経験者の最多回答は「3ヵ月~6ヵ月未満」31.1%が最多となりました。一方で、検討者については「3年以上」22.9%が最多となり、経験者と検討者に大きな差があることがわかりました。

Q4.経験者が売却した際に苦労したことや後悔したこと

1位は「思うような価格で売れなかった」39.1%。2位は「依頼する不動産会社を複数比較しなかった」26.7%で多くの人が売却価格面で後悔していることがわかりました。

Q5.検討者が売却を検討する中で一番心配や不安なこと

検討者の中で心配や不安なことがあると答えた人に聞いたところ、最も多かった回答は「希望の値段で売れるか」37.6%とやはり価格面での心配が強いようです。2位が「売却にかかる手間」16.1%。3位が「何もわからないので不安」15.2%、4位は「売却や相続に関する税金関連の知識がなく不安」14.0%でした。
是非、参考にして頂ければと思います。

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