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拡大続く産業用ソーラーカーポート

9月も下旬を迎えやっと秋めくようになり、行楽のシーズンになってきました。マイカーで遠出をする機会も増えると思いますが、最近では商業施設の駐車場の屋根一面に太陽光パネルが敷き詰められたカーポートを多く見るようになってきました。そこで今回は産業用ソーラーカーポートの市場動向について解説します。

近年、産業用ソーラーカーポート市場が順当に拡大

下のグラフは、業界団体や主要メーカーからのヒアリングにより産業用ソーラーカーポートの市場推移をまとめたものですが、2024年度、2025年度共に対前期比30%近く伸びると推定しています。
ソーラーカーポートは脱炭素社会、再生可能エネルギーが注目され始めた2016年頃から普及し始めたとされます。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、地産地消型の分散型エネルギー導入策の一環として関心が高まり、特にFIT(固定価格買取制度)の減額によるポストFIT型ビジネスとして俄かに注目されています。また2021年度から環境省が企業向けソーラーカーポートの導入に対し補助金制度を導入する等補助制度の充実も追い風となり、近年の大幅増に結び付いています。

ゴルフ場、工場、店舗、商業施設等の駐車場に採用が拡大

元々はゴルフ場の駐車場にソーラーパネルを敷き詰めるタイプが多かったようですが、次第に一般企業の工場、店舗、大型商業施設、物流施設等の従業員及び来客者用駐車場の屋根にソーラーパネルを敷き詰めるまで広まってきました。
産業用ソーラーカーポート市場の参入メーカーは、太陽光発電に関係する設備やシステム事業者だけでなく、金属加工業者、建材加工業者、建設会社、電気工事会社等多岐に及び、裾野の広さを物語っています。太陽光パネルを得意とする中国資本も複数みられます。

 

 

BiCは緻密なマーケティングリサーチで貴社の事業戦略を支援

環境問題やリサイクル等、太陽光発電を巡ってはまだまだ課題が山積していますが、再生可能エネルギー推進の為には産業用ソーラーカーポート市場の拡大は避けて通れません。技術開発等メーカーの努力も必要ですが、自治体とどう連携をとって普及させるかが今後のカギといえます。
BiCは太陽光発電関連に関するユーザーニーズを捉え、緻密なマーケティングリサーチで貴社の事業戦略を支援します。

(担当:鈴木 和雄)

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