今回は、2024年12月25日まで配信したKJ-NETデータを活用して、2024年度の全国非住宅着工延床面積の状況を説明します。
2024年度第3四半期における延床面積700㎡以上の非住宅着工延床面積は、2,049万㎡
KJ-NET2024年12月配信時点での2024年度第3四半期における延床面積700㎡以上の非住宅着工延床面積は、2,049万㎡となります。これは、昨年度同時点(2023年12月配信時点)と比較すると430万㎡減(対前年度比82.7%)となります。
減少した要因としては、「物流施設」における延床面積の大幅減少が挙げられます。2024年度は548万㎡で、昨年度同時点で比較すると273万㎡減(対昨年度比66.7%)となります。物件数では今年度が279物件(うち5万㎡以上が30物件)、昨年度が377物件(うち5万㎡以上が42物件)となり、約100物件減少しています。また、反面、ここ数年減少傾向の「宿泊施設」は昨年度と比較して24万㎡増(対昨年度比154.5%)となります。インバウンド需要の高まりから今後も「宿泊施設」の着工延床面積は伸びると考えられます。
このようにKJ-NETは、単なる営業リストだけの役割に留まらず、データを蓄積することで統計や需要予測の分析にも役立ちます。今後も定期的に状況を掲載していきます。【担当:菱沼 孝之】

全国建築計画物件情報「KJ-NET」より①全国の延床面積700㎡以上の非住宅物件(民間・公共)
②工事種別は「新築」「増築」「改築」 ③工事進捗は「実施設計」「設計完了」「着工」「竣工」を対象に着工年度別に集計、④2024年度は、2024年12月25日配信時点まで集計、2023年度は、2023年12月25日配信時点まで集計、2022年度は、2022年12月25日配信時点まで集計、2021年度は2021年12月25日配信時点まで集計、2020年度は2020年12月25日配信時点まで集計。
全国建築計画物件情報「KJ-NET」は、建築のプロが独自のノウハウで作成した建築計画情報をリスト化し、エクセルデータ (CSV形式 )にて月2回配信するサービスです。
建築計画情報の収集力強化、情報収集の時短化、営業活動の効率化を実現し、建築計画の進捗に合わせて貴社の商品・サービスにおけるタイムリーな営業活動をサポートいたします。
建築計画情報の収集力強化、情報収集の時短化、営業活動の効率化を実現し、建築計画の進捗に合わせて貴社の商品・サービスにおけるタイムリーな営業活動をサポートいたします。